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横手のハードサイダー醸造所が初出荷 リンゴやホップなど地場産原料使う

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ハードサイダー醸造所を営む「杢(もく)」(横手市十文字町)が8月29日、初めての自社醸造商品を発売した。

 

これまで外部に醸造を委託して20種類以上のハードサイダー(リンゴ発泡酒)を販売してきた同社。500リットルの醸造タンク3基を設ける醸造所「OK,ADAM(オーケーアダム)」(TEL 0182-23-6316)を4月に立ち上げた。6月22日に醸造免許を取得し、7月に醸造を始めた。


発売するのは、横手市増田で生産されるリンゴを主原料にパイナップルやモモのような香りと甘さに仕上げた「オリジン」と、横手産ホップ「IBUKI」とリンゴなどを原料に酸味を生かした「ホップイン」。いずれもアルコール度数は5%で、計1500リットルほど仕込んだ。


醸造長の倉田健太郎さんは「委託と違ってレシピに制限がないので、わくわくしながら仕込んだ。オリジンは甘さの成分がアルコールに変わりすぎないよう調整する作業が難しかった」と話す。


同社の阿部円香社長は「お酒好きな人にこそ、ハードサイダーの奥深さや面白さを知ってもらいたい。若い皆さんには、お酒の世界の入り口として楽しんでもらえるのでは」と話す。


330ミリリットルボトルで販売する。価格は880円。営業時間は17時~22時(土曜・日曜・祝日は12時から)。同醸造所のほか、ネットでも販売する。

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